プロポリスとワルファリン

プロポリスには抗菌・殺菌やアンチエイジングなどさまざまな効果がありますが、一緒に摂取することで悪影響が出る薬やサプリメントがあります。
そのうちのひとつが、ワルファリンという薬なのです。

ワルファリンとはどんな薬?

弁膜症など心臓の働きに問題があると、血栓ができやすくなります。
この血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓を覆う冠状動脈に詰まると心筋梗塞といった命に関わる疾患を招いてしまいます。
こうしたことにならないようにするため、血栓ができやすい人には血液が固まりにくくなる薬が処方されています。
ワルファリンは、血液凝固因子の働きを抑えることで、血液を固まりにくくしています。
これによって血栓をできにくくし、脳梗塞や心筋梗塞を防いでいるのです。
血液が固まりやすいかどうかを確認するために、トロンボテストというものが行われています。
一般的なトロンボテストの数値が70~130%であるのに対し、ワルファリンを服用している人は20%前後に抑えられています。

プロポリスとの同時摂取で効果が下がる

問題は、プロポリスと同時摂取することで、ワルファリンの効果が低下してしまうことです。
日本未病システム学会によると、プロポリスとワルファリンを同時摂取すると、トロンボテストの数値が急上昇したという臨床データがあるのです。
これは、ワルファリンの効果が落ちていることにほかなりません。
このケースではプロポリスの服用を中止していますが、これによってトロンボテストの数値が下降し、ワルファリンが元通りの効果を発揮するようになったことが確認されたのです。
このようなことが起きるメカニズムについては、今のところ明らかになっていません。
いずれにしてもワルファリンを服用している人は、プロポリスの摂取を控えた方がいいでしょう。
ただ、プロポリスの悪影響はあくまでもワルファリンとの飲み合わせによって生じるものです。
プロポリスそのものに血栓ができやすくなるような効果はありませんので、誤解しないようにしてください。